日常づくりを実現させるプロトタイプ「喫茶ランドリー」
東京都墨田区にある「喫茶ランドリー」にお邪魔しました(2019年3月)。
開発のすすむグラデーションのある住宅街だから、昔から住んでいる人も、新しい人も、 サラリーマンも、親子連れもおひとりさまも「どんなひとも、 それぞれに自由なくつろぎを」 をモットーに、 すべての人を受け入れる場所を作った。展覧会でもコンサートでも子ども会でも。とりあえずやってみる。
「1階づくりはまちづくり」 として、 まち、社会、組織、個人の課題に一緒に取り組む、 1階づくり専門コンサルタント株式会社グランドレベルいわく
「日本は都市・まちづくりに「1階づくり」のルールがないことで、 エントランスやロビーだらけになってきています。 開いてた1階が閉じた1階へと変わり続けていくと、 行き着く先は「死のまち」です。1階そのものにパブリックマインドを持たせ、 ひとびとが立ち寄り、 関わる「余地」をつくることは可能。 「喫茶ランドリー」を、 そういった日常づくりを実現させるプロトタイプとして位置づけたい」といいます。
何でも受け入れるというのは、言うほど簡単ではないことですが、覚悟と美意識と信頼とゆるしあう気持ち。バランスが絶妙な場所でした。