【マイパーパス 指揮者・木村厚太郎さんの場合】

「パーパス」は英語で企業や組織が何のために存在するのか、すなわち「存在意義」のことを意味します。ㅤ
その個人版ともいえるのが「マイパーパス」です。
人生で迷ったとき、何らかの選択をしなくてはならなくなったときに、羅針盤となる言葉。ㅤ

「マイパーパスセッション」ではスナックまたはオンラインで、1時間、または2時間かけて、インタビュー形式でいくつかのキーワードをもとに掘り下げていき、その方の「存在意義」を言語化していきます。自分が「こういう人間である」「これを大切にしている」という理念を一言であらわす、「いわばキャッチコピーのようなものです。ㅤ
マイパーパスを創られた方たちを一部、ご紹介させていただきます。   ㅤ ㅤ

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木村厚太郎さんは、異色の経歴の指揮者として福岡を拠点に海外でもひろく活躍されている方です。
宮城県気仙沼生まれ、福岡育ち。
5歳からヴァイオリンを始め、その後ヴィオラに転向され、福岡教育大学 教育学部芸術コースを卒業されました。

桐朋学園大学指揮教室を修了し、現在はサンクトペテルブルクチャイコフスキーシンフォニーオーケストラ首席客演指揮者として海外ツアーを行うほか、九州、西日本を中心に活動する情熱ある若き演奏家を集めた「オーケストラスタイルK」の常任指揮者を勤めています。

クラシック音楽が一部の特権階級のもののように扱われている日本において、国公立の音楽大学もない福岡で指揮者として活動をすることは容易なことではないと思いますが、「音楽家は食べていけない」という常識を、木村さんは見事に覆しています。

また、今の子どもたちの心に豊かさが失われていることを危惧し、未来のクラシック音楽ファンを育てる活動として、最近では、福岡県内の小中学校に出向いていく、アウトリーチ特化型オーケストラ設立プロジェクト「こへまるツアー」を立ち上げられました。

誰も思いつかない事にチャレンジし続ける過程には、何度も難しい選択があった。
そんな時はいつも自分の直感を信じてきたといいます。ㅤㅤ

出来上がったマイパーパスは  ㅤ

「内なる声に従え! 
 なりたい自分を、振り抜け!」ㅤㅤㅤ

指揮者の仕事は「曲の中に隠れている音楽家の声を探して表現すること」だとおっしゃいます。
なぜ指揮をするのですか?という問いに、木村さんは「僕にしか出せない音がある、ここが自分の役割だと感じる」ときっぱり。
音楽を通じてご自身を深く理解し、確信している人の熱い言葉に痺れたセッションでした。

木村さんの活動はコロナ禍に始めた「指揮者は楽し!木村カンタービレ」というYouTubeチャンネルで見ることができます。
https://youtube.com/channel/UCYqtwG3os5VNUb_2pdt_Bkwㅤ

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マイパーパスは、コピーライターのようにカッコよく作ることが目的ではなく、私はあくまでも相手の方が語られた言葉をとらえて、整理していく役割です。ㅤ
私を含め、人って意外と、自分が言っていることを自分の耳では聞いていないもので、ご自身から出てきた言葉を、意外な表情で眺める方もおられます。
パズルのピースがあうように即「そう、これ!」という方もおられれば、じわじわと「そう、そうなんよね~」としっくりくる方もおられます。ㅤ

限られた時間ですから、完璧なパーパスを作る必要はありません。
「今の自分」を認識し、言葉として掲げること、伝えることがスタートになります。  ㅤ
短い時間ではありますが、その方の人生にご一緒させていただいているようで、本当に毎回、幸せです。ありがとうございます!  ㅤ

「マイパーパスを創るセッション」https://actionforsocialgood.com/mypurpose/
※オンラインはご都合のよい日時に合わせて実施できますので、メッセンジャーでお問合せください。  ㅤ


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