スズメバチとの攻防は継続中。

スズメバチが最大5匹くらいで、1日中、巣箱①の周りを旋回しています。
ミツバチたちは一匹も飛んでおらず、巣の中で籠城しています。庭にミツバチとは違う、低音の大きなブーンというスズメバチの羽音だけが不気味に響き渡ります。


侵入するために巣箱の入り口をひろげようと、スズメバチがガリガリとかじる音も怖いです。木屑が散乱し、このままではすぐに破られてしまうと、ブロックで入り口を閉じました。
(巣箱下のネットからミツバチだけ出入りできますが、いつもの場所が閉じているとストレスだろうと心配)


もう20匹以上は殺しましたが、きりなくやってきます。網でつかまえて踏み潰すのは数匹いっぺんには難しいので(反撃されると危険)、オットは料理用のバーナーを使い、スズメバチがガリガリと巣箱をかじるのに夢中になっているところを焼き払う、という戦略をとっています。

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いつの間にかスズメバチが巣箱に入りこんでいたので、隙をついて点検すると、巣箱の下の地面に穴を掘ってトンネルをつくっていました。すごい執念ん!
(1匹ではなにもできないので、巣箱の中ではむしろスズメバチが怖がっているみたい)
暗くなってから、穴を埋めてブロックで閉じ、巣箱の隙間すべてふさぎました。

隣の巣箱②は、たくさんのミツバチが外に出て来て威嚇しており、スズメバチは近寄りません。
スズメバチは小さいか、弱っている巣を狙うのだそうです。
スズメバチだって生きなければならない。自然の摂理だから、私たちの抵抗はそれに逆らうことなのかもしれない、と迷う気持ちがあります。

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しかし小さいミツバチたちが、ギュッと固まって巣を守ろうとしている姿を見ると、どうしても応援したくなります。余計なことを、と申し訳なさを感じながらも、家にいる間は長袖、ネット帽、手袋の完全防備で縁側に座ってパソコンで仕事し、スズメバチがきたら様子をみはからってバーナーで殺す、という繰り返しです。防備していてもどんな反撃があるか分からずスズメバチは怖いです。彼らも必死。

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こんなことを数日続けているだけで、心が疲れているのを感じます。 
自分の弱さを知ると同時に、生産者さんはすごいな…こんなこと(思うようにはならない自然を相手にする)を毎日、ずっとやって、私たちの食べ物を作ってくださっているんだと、驚愕します。

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