冬の風物詩・和ろうそくの櫨の実つみ

筑後エリアでは毎年、年末になると和ろうそくをつくるための櫨の実とりが行われます。
過日になりますが、ちくご松山櫨復活委員会の矢野さんに大変お世話になりました。

櫨(はぜ)は江戸時代、九州各藩における奨励作物だったとかその実から採取される櫨蝋は高値で取引され、和ろうそくや日本髪・相撲力士の鬢付け油等に多く使われてきたそうです。

時代が変わって多くの木が切り倒され、手仕事で少量つくられているのみ。
さらに生息地MAPをたよりに、久留米市街地にある櫨の木を探して収穫しました。

櫨はその葉の美しさの反面、かぶれるということで街路樹やお庭からも近年どんどんなくなってきていますが、この時期の葉っぱや実は、かぶれることはありませんでした(まれに肌が敏感な方は赤くなることもあるそうです)。


今の時期、葡萄のように房をつけているので、あ、これ!と思われる方もいるのではないでしょうか? 景色が変わって見えますね。

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