ぬりものがくれる豊かな生活 赤木明登 展@梅屋

編集者から塗師(ぬし)へと転身した赤木明登さんの作品、初めて実物を拝見できました。


高級漆器として知られる輪島塗ですが、赤木さんは日用品として使ってほしいと、あえて「ぬりもの」と呼んでいるそうです。

漆は非常に丈夫でありながら、しなやかさや温かみを持っています。
漆の膜が分子レベルで水の分子を取り込み、人間の手やくちびるはそれを感じるために、しっくりとなじむのだとか。料理が特別に美味しく感じるのは、そういう理由だったんですね。

漆器には1万年の歴史があるので、オリジナリティよりも歴史にある美しさのDNAを、いかに自分に取り入れていくかが重要、とおっしゃる赤木さん。

その美しさは未来につながっている。こんな素敵な場所で、出会えて幸せです。

#赤木明登 #梅屋 #ぬりもの #漆

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