地域包括ケアを推進し、「次世代」を育成する社会医療法人関愛会
大分県の佐賀関にある社会医療法人関愛会で、管理職を対象にした地域包括ケア研修会にお招きいただきました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36997535/picture_pc_b7cf9367d5772643123554aa7404ff5e.jpg)
CSRのビジネス情報誌「オルタナ」の森摂編集長の格調高い講演会のあと、Action For Social Goodはワークショップを担当させていただきました。環境・社会課題解決を起点にビジネスを創出することをゲームを通じて体験する(アウトサイドイン)ものです。
なんと森摂編集長にアシストをしていただくという、得難い経験をさせていただきました。
![](https://i0.wp.com/actionforsocialgood.com/wp-content/uploads/2020/10/121654481_1734406373378031_1440078823911288775_o-1.jpg?ssl=1)
![](https://i2.wp.com/actionforsocialgood.com/wp-content/uploads/2020/10/121706037_1734406376711364_6521991998677279214_o.jpg?ssl=1)
同法人はオルタナ別冊「72組織 わがパーパス」にも掲載されています。
2004年の市町村合併を機に、自治体が佐賀関町立病院の閉院を決定しましたが、高齢化と過疎の進む地域住民にとっては死活問題。
地域住民の存続への強い要望によって、当時病院に勤務していた4名の医師たちが決断し、「地域包括ケアの推進」「地域貢献」「自己研鑽」の理念のもと、社会医療法人を設立されました。
![](https://actionforsocialgood.com/wp-content/uploads/2020/10/121813341_1734474996704502_6949965726210832707_o-2-768x1024.jpg)
HPで公開されている創立10周年記念誌を拝見しましたが、その中で「関愛会が今後発展、継続していくためには地域住民主体の地域包括ケアシステムをモデル的に作り上げ、そこで人材を教育していくことが必要と考えている。民間の自由な発想で大分県の地域医療を支えることこそ混乱の中から生まれた関愛会の存在意義に他ならない」と力強い言葉がありました。
![](https://actionforsocialgood.com/wp-content/uploads/2020/10/122057702_1734410396710962_4718281118794739770_o-1024x921.jpg)
職員さんとお話をしていても、「存在意義(パーパス)」という言葉が自然と出てくることに感激です。
また「組織運営で最も重要なのはチームワーク」といい、ゲームの進行をみていても、ドクターもケアワーカーもエンジニアも、垣根なくコミュニケーションをされていたのが非常に印象的でした。まさに「アウトサイドイン」を実践されている組織でした。
伺ったところによると、コロナの時期にただでさえ厳しい状況の病院で、早い段階で患者さんに陽性者が出たことから、職員の皆さまは「記憶がないほど」壮絶な日々を過ごされたそうです。しかし、職員が一丸となって乗り越えられたことでまた、法人は大きく成長をされたといいます。
地域のためにと立ちあがり、いのちと安全を引き受けてくださる医療従事者の方たちの誇りと誠意に、心から敬意を感じました。
素晴らしい場にご一緒させていただき、感謝いたします。
社会医療法人関愛会 http://sekiaikai.jp/
![](https://actionforsocialgood.com/wp-content/uploads/2020/10/image-18.gif)