障がいのある子どもも、ない子どもも一緒に遊べるインクルーシブ公園「みんなのひろば」

昨年春にオープンした、東京都世田谷区にある砧公園「みんなのひろば」は、障がいのある子どもも、ない子どもも一緒に遊べるインクルーシブ公園です。
入り口の看板に書かれているメッセージが素敵です。ㅤㅤㅤ

「ここはだれでも遊べる『みんなのひろば』です!
この広場が目指すのは、障がいのある子もない子もみんながたのしく遊べること。
そしてこの場所が、子ども同士はもちろん、大人のみなさんにとっても、多様性を身近に感じる、新しい出会いの場になることです。
だれもがお互いに尊重し合い、いきいきと暮らす社会へ、みんなで歩いていきましょう」 ㅤㅤㅤ

ダウン症のお子さんを持つ、都議会委員の龍円愛梨さんが、インクルーシブ公園の必要性を訴えたことがきっかけで、都立公園の整備が行われたそうです。
通常公園は、防災の関係で柵をつけにくいとのことですが、ひろばには柵があり、子供達が飛び出していってしまうのを防いでくれます。ㅤㅤㅤ

地面はタイヤをリサイクルしたゴムチップになっており、転んでも大丈夫なようになっています。
目を引くのが、まっすぐに座れなくてものれる背もたれ付きのブランコや、車椅子のままスロープをのぼっていける大型遊具。
またたくさんの子どもたちが一緒にのれるスプリングシーソーなど、ユニークな遊具がたくさんあります。ㅤㅤㅤ

モデルとなる公園が身近になかったため、保護者さんや支援団体などに聞き取りを行い、書籍なども参考に作られたそうです。
障がいだけでなく、国籍、世代、文化、身体の力など、多様性を重視したつくりを目指したとのこと。
日本のインクルーシブデザインといってよいのではないでしょうか?
たくさんの親子でにぎわっていました。ㅤㅤㅤ

世田谷区砧公園 みんなのひろば常時開園 
無料 ※営業時間等は電話( 03-3700-0414)でご確認ください。

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