二ホンミツバチの籠城3日目。オオスズメバチホイホイで生態系を考える。

二ホンミツバチの籠城3日目。
人間がかかわりすぎるのがフェアではない気がして、ためらっていましたが、「オオスズメバチホイホイ」を導入しました。
 
共食いをするオオスズメバチの習性をいかし死骸をネズミ捕りシートに置いておくと、怖いくらいにどんどん捕れます。
うごけなくなった仲間を食べに来て、罠に引っかかっているようです。

2時間であっというまに約20匹!
1日トータルで約40匹(グロテスクな写真で申し訳ありません)。
翌日はさすがに少なく15匹でした。

ミツバチの警戒レベルは
★イエロー
・巣箱の外に出てきて敵を威嚇する 
・普段お世話係のミツバチも巣の下に降りてきて巣の中に壁をつくる 

★レッド
・籠城

と上がっていくようですが、このホイホイを置いたら、スズメバチの勢いが落ちたためか、数日ぶりにミツバチたちが外に出てきていました!
 
まだ警戒は★イエローレベルなので、いつもと違い激しくブンブンしていますが、久しぶりの姿にうれしくて、涙が出そうです。

しかし今はオオスズメバチが気の毒に…。
オオスズメバチが邪魔なのは、私たちの短期的な勝手な都合です。彼女らも冬越しの準備で必死で生きているのに、たくさん殺してかわいそうなことをしてしまいました。彼女らの巣がいま、どうなっているのか心配です。
捕まった彼女らを見ていると、また心が弱りそうなので、ホイホイは撤去しました。

人間の価値でオオスズメバチを駆除しすぎると、生態系のバランスがくずれます。野菜を食べる虫を捕獲するので、農家さんにとっては農薬をへらせる面もあり、また西洋ミツバチが日本ミツバチを駆逐しない調整役にもなっているそうです。
意味があるから彼らは共存してきたわけで、すべての生き物、自然はつながっている。感情的になると(自分たちが正しいと思うと)、そんなこともつい忘れてしまいがちです。

無駄に殺生をすることもなく、彼らが巣箱に近寄らなければいいので、防鳥ネットを導入する予定です。

#二ホンミツバチ #日本蜜蜂 #スズメバチ #SDGs #環境