あたたかみを感じながら地域でゆるやかに自立を目指す、障がい者グループホーム
マーケティングを担当させていただいている福祉事業のベンチャーで、障がい者グループホームの採用のためのビデオを制作しています。
先日、職場の様子や職員の方たちのインタビューを撮影したのですが、
昨年から立て続けに4棟のグループホームを作った立ち上げの時期だからこそ、大変だけどやりがいを感じる。
常識や慣習にとらわれずに何が必要かを考えて提案できる。
これまでの現場ではやりたくてもできなかった支援ができるのがうれしい。
と口々におっしゃっていて(仕込みではなく)感激しました。
撮影クルーの皆様は、福祉にまったく縁がなかった若い方たちでしたが、「障がい福祉のイメージがガラッとかわりました」としみじみ。
借りてきたものではなく心から出てきた言葉は、人の心を動かします。 ㅤㅤㅤ
1日がかりの長い撮影でしたが、最後にワンルームマンションのグループホームでの夕食に同席させていただきました。
1棟借り上げで、現在5人が入居されていて、それぞれの部屋にお住まいですが、皆さん食事だけは一緒にとられ、支援員さんが相談にのってくれたり、服薬などの見守りをしてくれます。まるで昔ながらの下宿のようです。 ㅤㅤㅤ
ある入居者さんは2週間前に新しい仕事をはじめられたそうで、食事をしながら職場の様子や趣味の音楽のこと、支援員さんとのたわいない会話があたたかく、まるで家族のように感じました。
困難なこともあるかと思いますが、1人で孤立せずに、あたたかみを感じながら地域でゆるやかに自立を目指す、というグループホームが目指す方向を見せていただいたようで、じーんとしていました。
撮影スタッフの皆さんも、挨拶して部屋を出たあとも、「なんか…今のよかったね…」とうなずきあって、余韻に浸っていました。 ㅤㅤㅤ