2019年11月に行われた国際学会「3rd International Conference on Healthcare, SDGs and Social Business」@九州大学

2019年11月に行われたソーシャルビジネス、SDGs、ヘルスケアがテーマの国際学会「3rd International Conference on Healthcare, SDGs and Social Business」@九州大学
 
クラウドプラットフォームのスタンダード的な存在となったAWS(Amazon Web Services)の門田進一郎さんのプレゼンテーション。
サービスを作る前に「先にプレスリリースを書き、その内容が顧客にとって本当に良い製品、体験であれば開発に入る」バックキャスト手法を使い、開発者視点ではなく、あくまでもユーザーの視点を重視した企画、開発フローは革新的。AWSを採用した企業の数々の実例を紹介いただきました。
 
Ethics in the Age of AI: Implications for Healthcare Technology
Mr. Jarom Britton (Microsoft)
Microsoftコマーシャル・リーガル・チームを率いておられ、アジアの医療、教育、公共機関のデジタル変換を推進している氏。Microsoftの知的財産と人工知能に関する法律の、アジア地域の専門家でいらっしゃいます。最先端テクノロジーが法律、規制、倫理に与える影響についてのスピーチ。
「AIは人間の仕事を奪わない、人間にしかできないことを深め、より公平な未来をつくることを助ける。しかしそれを可能にするかどうかを決めるのは人間の倫理である」ということを、シャープに、そしてフランケンシュタインの小説を例に、きわめて人間的にお話いただきました。

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「日本美食」代表のDong Lu氏のプレゼンテーション。
https://www.japanfoodie.jp/
インバウンド観光客をコアターゲットにした、「集客」「予約」「決済サービス」といった価値を飲食店に提供。特に、訪日外国人向けのスマホ決済を手軽にすることで、観光客もお店も、ハッピーになる仕組みです。
金融の世界で忙殺されていたときにムハマド・ユヌス博士のインタビューをテレビで見て、社会の課題を解決するために自分の人生を使いたいと決心したという氏。
旅の幸せな体験によって異なる文化を理解し、エンパシーを育てていくことはきっと、世界平和につながりますね。なんと次は、日本国内ハラール情報提供サービスをリリースされるそうです。

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Climate Change and the Circular Economy”
気候変動とサーキュラーエコノミー
Prof. Chris Oestereich
(Thammasat University , タマサート大学)
大学の新興国ソーシャルビジネススタディツアーでもお世話になったOestereich先生、もともと企業の環境コンサルタントとしてビジネスフィールドにいらっしゃった方なので「企業が環境問題に取り組むことは収益をあげる」という言葉に非常に説得力があります。
最新の事例を共有いただきました。

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