日本三大秘境・椎葉村平家の落人伝説を物語る「鶴富屋敷」

1185年、壇ノ浦では平家と源氏の戦いが繰り広げられ、源氏が勝利。
生きながらえた平家の一行は、険しい山を越えて椎葉村へとたどり着いた。

しかし源頼朝の命を受けた那須大八郎が、軍を率いて追ってきた。
大八郎が見たのは、農耕をしながら慎ましく暮らす平家落人の姿。

そこで大八郎は幕府に「平家の残党は討ち果たした」とウソの報告をして、この地に屋敷を構えて暮らすことに。

やがて平家の鶴富姫と恋に落ちるが、幕府から戻るよう命が下され、大八郎の子をお腹に宿した鶴富姫を残して帰京。
鶴富姫は生まれた女の子を大切に育て「那須」姓を名乗らせたという。

現在の建物は今から300年ほど前に建てられたとされ、国の重要文化財に指定されている。
現在は旅館やレストランとして利用されています。

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