消滅した巣の日本ミツバチが残してくれた貴重な蜂蜜。たれ蜜でろ過しました。

消滅した巣の日本ミツバチが残してくれた貴重な蜂蜜。
布を使い、垂らしながらろ過していきます。
専用の布もありますが、少量なので手ぬぐいでつくったあずま袋を使ってみました。ㅤ 

六角形の巣も蜂蜜も白く透明なのは、まだ集めてきたばかりの若い花の蜜だからです。
若い蜜は、水分を多く含んでいて甘味が少ない。
子どもの頃、レンゲの花の蜜を吸ったことがあるでしょうか? 
あんなやさしい味です。ㅤ 

ミツバチは花の蜜を、体内にある酵素の働きで蜂蜜に変えます。
巣に貯めたこの蜜に、羽でパタパタと空気を送って水分を蒸発させていきます。
蜜の糖度が80%近くになると、蜜蝋で蓋をして、遮断します。
これがいわゆる私たちの知っている蜂蜜です。ㅤ 

写真のようにまだ蜂蜜になっていない若い蜜を、人工的に乾燥させる方法もあるようなのですが(めちゃ手間がかかる)、これはこれで貴重なものなので、このままの味を楽しみたいと思います。ㅤ 

ちなみに、私が蜂蜜を差し上げた方には、冷蔵庫で保存するようにお伝えしています。
市販のハチミツは加熱しているので発酵しませんが、自然の蜂蜜は酵母によって、糖がアルコールに変換されます。
そのとき、二酸化炭素が発生してポコポコと泡が出てきます。ㅤ 

蜂蜜は冷蔵庫に入れていると結晶化しますが、40度くらいのお湯でゆっくり湯煎をすればまたもとに戻ります。
(でもすぐにまた結晶化します)
結晶化すると見た目が悪く感じますが、逆に寒い場所に置いていてもまったく結晶化しないのは、不自然なものが混ざっているのだと思います。ㅤ 

#日本ミツバチ #蜜蜂 #養蜂 #採蜜 #SDGs #環境 #気候危機