私たちのまわりにあるものが美しいだけでなく、私たち自身が美しい。

教員養成は自然科学と精神科学が融合した人智学を学ぶのが目的。
「普遍人間学」第10講をベースに、精神、こころ、からだの三分節の中でも骨格を使った「からだ」の学びが中心でした。

胸骨と肋骨で空間をつくられた私たちの身体は楽器であり鎖骨と肩甲骨は、かつてみなが持っていた翼の名残である。
オイリュトミーはまるで肋骨のリズムをなぞるよう。

私たちのまわりにあるものが美しいだけでなく、私たち自身が美しいのですね。

地水火風の四大元素に加え、光、音(数)などのエネルギーが加わって、わきあがってくるものを、視覚で顕現化したのがフォルメンやにじみ絵。

ゲーテの色彩環では天が赤、地は緑、光は黄色、闇は青とされていますが、それをシュタイナーは白と黒を背景にしたことで秘密を明かしています。

人と出会うとき、向き合ったときに生まれる関係は、単なるスペースとしての「あいだ」ではなく、変化をしながら際立っていく動き、「あわい」なのだということを、頭だけでなく、目の前にいる仲間たちによって実感できたことが今回の核となりました。

去年の講座ではあまりのインパクトに、身体は家に帰ってきているのに、こころは置いてきてしまったような感覚が続いていました。
いまはしっかり、こころとからだが自我によってつながれていることを自覚します。

時間と経験、そしてどれだけこころが動いたか、こころを動かしたかによってひとは、そのひとになっていく。

生きる喜びをあたたかく胸にかかえて、眠ります。

#シュタイナー #アントロポゾフィー