「都市の〈すきま〉からまちをつくろう」大谷悠さん出版記念トーク@art space tetra

ドイツ・ライプツィヒのコミュニティスペース「日本の家」の共同創設者である大谷悠さんが、10年間にわたる活動と研究をまとめられた『都市の〈隙間〉からまちをつくろう』をまるごと解説してくださる、贅沢な時間でした。たくさんお越しいただき、ありがとうございました。ㅤ

・カネもコネもノウハウも乏しい「素人」の「暇人」だからこそ、 不動産価値や歴史価値が中途半端な空間=都市の隙間から、行政にはできないユニークなまちをつくることができること。

・ライプツィヒの人々が過去経験した民主化運動が、「自分たちのまちを自分たちで作る」主体性を作っていること。ㅤ

・「日本の家」に集まる人たちのコミュニティと一言ではあらわせない関係性の複雑さ、衝突や白黒つけられない困難さに、大谷さんが答えを出さずに誠実にとことん向き合っていること。 が印象的でした。ㅤ

大谷さんは今後はライプツィヒ・トビリシ・尾道の3都市に3つの交流拠点をつくり、その国と地域の課題に挑むような活動を展開されるとのこと。
3つの拠点を行き来しながら相互に交流することで、参加する人々が世界の〈いま〉を体験できるプロジェクトを、クラウドファンディングからスタートされます。
https://motion-gallery.net/projects/full_house_project

「家から出て、それまでと異なる環境に身を置き、そこにいる人々と語らい、共にその土地の課題について考え、共に手を動かし、共に新たなアイディアを実践していく。その土地にどっぷり浸かりながら、未来の世界について考えられるような、そんな場所を今から準備しておきたいと、私たちは思っています。コロナ禍がおさまったのち、多くの人が、私たちの拠点を訪れることで、世界の3つの〈いま〉を体験できるように。」

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