まかない、してきました。@未来食堂

つまり「駆け込み寺」のようなもの。

お金がない、お腹がすいた、そんなときにいつでも行ける店が神保町のオフィスビルの地下にある「未来食堂」。

店主の小林せかいさんが一人で切り盛りしており、定食メニューは1日1種類(900円。2回目以降の来店は100円割引)。

東工大理学部数学科卒で、IBMとクックパッドで計6年、エンジニアを務めたせかいさんが異業種ならではの視点で、飲食店の常識を覆してきた。

「まかない」という独特のシステムは50分店の手伝いすると、無料で一食が提供される。その一食をタダ飯券としてあとから来る誰かに譲ることもできる、suspended coffeeのような仕組み。

ランチタイムには12席が5回転半し、初年度から利益を出している。

「初めての作業でも戸惑わないようにマニュアルを作っているからすぐに働けるし、それが結果的に人件費など固定費削減にもつながる」一方で「一度お店に来てくれた人との縁を切りたくない、追い詰められたときはここを思い出して欲しい」と言う。

元エンジニアらしく、事業計画書から月次決算、「まかない」のマニュアルまで様々な情報をオープンソース化しているのも驚き。

私は飲食業にはまったく縁がなかったのですが、せかいさんのサブオペレーションをさせていただき、とても気持ちよかった。

なぜ、どうやるかを考え抜いた意志のちから、せかいさんのつよさとやさしさ、すごく納得いくことばかりで、あの時間で私は自分の仕事のやり方をみなおすぞ、と強く思ったのでした。

#みらい食堂