物理学の「音」と「光」と「色」をテーマに多くの実験を通じ、法則や秩序を見出していく

京都の京田辺シュタイナー学校は、生徒数269人でNPOとしては初のユネスコスクール加盟校です。
2015年に行われた、6年生の物理学の模擬授業のもようです。

6年生は思春期のはじまり。
身体が大きく変わり、重くなり、手足や感情をもてあます。
ゆえにより現実的で、客観的に事象をとらえる、考える力が必要な科目がはじまります。

物理学の「音」と「光」と「色」をテーマに多くの実験を通じ、法則や秩序を見出していくことで、自分と世界とのかかわりを知っていきます。

圧巻だったのは暗闇の実験。
窓にべニア板を張るなどの大変な苦労をして完璧な暗室をつくり、光を観察しますが、光源(電球)は見えるが光自身は見えません。

光は物によって、それをてらすことで姿を現します。
真っ暗に見える宇宙も実は太陽の光が満ちていて、多くの星はそれによって輝いているということ知識として知っていても、実際に暗闇の中、自分の手が照らされ光の存在を確認したときの感動は涙ぐむほどです。

さらに白黒線描で光と影をより深く感じていきます。

闇だと思っていても実はそこに光が満ちている。
それを表せるのは自分しだいである。

自然科学にはそういった、人を勇気づける示唆が多く含まれているのですね

※校舎内は撮影NGのため、1枚目2枚目は公式ブログからお借りした写真を使わせていただいております

#シュタイナー教育 #京田辺 #物理学 #光