電力卸取引価格が10倍に高騰。知らなかった、電気の仕入れの仕組み。
2020年12月末から、電力卸取引価格が高騰し、約10倍になっているそうです。
お世話になっている自然エネルギー100%のハチドリ電力によると、国内発電量の大部分を占める火力発電所のLNG燃料(液化天然ガス)の不足と、さらに寒波による暖房需要の増加が原因とのこと。ㅤㅤ
https://hachidori-denryoku.jp/news_blogs/6893/…ㅤㅤㅤㅤ
新型コロナでタンカーが動かない(船員のコロナ感染)、港に寄港できない、ガス採掘場が稼働できないなど供給側が滞っているため、日本に入ってこない、来ても値段が異常に高いという状況でピークに燃やせる燃料が足りないのが要因です。
原発が稼働していないので、ベース部分の不足により石炭を多く燃やしているが、地域の電力会社によって火力発電の燃料、規模、数が違います。太陽光は夜、雨、雪では発電できなく安定していなく、夜、雨、雪ではゼロになります。
九州は特に太陽光が多いので、太陽発電がストップすると急遽火力、特にガス、石油を燃やすので発電コストが高騰するのだそうです。
自然エネルギーは関係なさそうに思いますが、FITという取引の制度により同様に高騰している状況なのだそうです。https://project.nikkeibp.co.jp/…/feature/00001/00040/…ㅤㅤㅤ
このままでは電気代の請求が3倍以上になるそうなのですが、今回は差額をハチドリ電力が負担されるとのお知らせがありました。ㅤㅤㅤ
恥ずかしながら「電気の仕入れの仕組み、全然知らんかった…」ㅤㅤㅤ
九州電力みたいに資本のある大手は耐えられるでしょうが、ハチドリ電力は昨年開業したばかりのベンチャー企業。差額を負担してくださるのは有難いけど、今後同じようなことが起きることを考えると持続可能ではない気がします。ㅤㅤㅤ
すべての人が全額を負担することはできないだろうから、できる人だけでも、できる額を負担できる方法はないものだろうか。(それは自分の教育費として喜んで払いたい)ㅤㅤㅤ
自然エネルギーの火力発電との大きな違いは、発電のための原材料(原価)が要らないことで、電力取引市場システムの整備改善をして、FIT制度を使わない再エネ取引を行うことでこのような価格変動リスクがなくなるとのこと。ぜひともそうしたい。ㅤㅤㅤ
私たちが今すぐできることは、部屋ごとにエアコンをつけない。 同時に同じ時間につけない(時差をつける) ピーク時間をさける(朝8時~9時、昼14時~16時) 電気以外の暖房を考える(空調の電力使用量は全体の48%をしめる)など。
電力のことを全然知らなかったので、よい機会になりました。感謝です。
#SDGs #気候危機 #ハチドリ電力 #再生可能エネルギー #自然エネルギー