地元のカカオでSoil to Barを実践するベトナムのKimmy’s Chocolatier
「Bean to Bar」とはカカオ豆からチョコレートになるまでの製造工程を一貫して行うという意味。
ベトナムはコーヒーだけでなく高品質のカカオを生育していることで世界的に注目されています。
Kimmy’s ChocolatierオーナーのBuiさんはホーチミンから車で1時間半ほどのTiền Giangに生まれ、ベトナム戦争の後にインドとカナダでエンジニアとして働きました。
4年前に帰国すると、外国企業に安く買い叩かれるために、故郷のカカオツリーが斬り倒されいることに心を痛め、チョコレートにはまったくの素人ながら機械を自作し、地元のカカオで「Soil to Bar」ができるように工場を作りました。
農家の方たちは安定して出荷でき、それまでカカオを出荷するだけで食べたことがなかったチョコレートを味わうこともできるようになり、地域への誇りを持つようになったそうです。
最初は政府からさまざまな妨害を受け、何度も諦めかけたが、段々と地域に理解してくれる人が増えてきたとBuiさん。
Kimmy’s Chocolatierの商品名は奥さんの名前にちなんでつけたというのも素敵です。
自然の中にある小さな小さな工場は美しくてまるで楽園のようでした。
はじめて食べたカカオフルーツの実、忘れられない美味しさです。
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