先進教育「イエナプラン」を紹介する、オランダ在住の教育研究家リヒテルズ直子さん
先進教育「イエナプラン」を紹介する、オランダ在住の教育研究家リヒテルズ直子さんのお話を伺いました。
昨年、長野県佐久穂町で国内初の私立小学校が開校し、来年度は広島県福山市に公立小学校が開校予定など、国内でも徐々に広がってきています。
リヒテルズさんいわく、
・「イエナプラン」をひと言で表現すれば、自分らしく主体的に、また他者と共に生きることを学ぶ教育。方法ではなくヴィジョンである。
・経済、環境、原発の問題など、さまざまな問題が山積する中、過去の知識を暗記するだけでなく、他者とともにアイデアをだしたり、クリエイティブに解決策を生み出す力が必要。
・イエナプランの学校が日本にたくさんできればいい、とは思っていない。イエナプランの教育ビジョンによって、閉塞してしまった日本の教育が原点に立ち戻って、どう変えていけば、子どもと教師が信頼できる関係になり、それを土台に、子どもたちの発達が促進できるのか、選択の自由を与えることで子どもたちにどんな力がつくのか、を考えるきっかけになることを願っている。
・すでにある公立の学校を刷新し、すでに持っているリソースを活用することをすすめる。
・小さく始めて、一気に全てを導入しない
「イエナプラン」は教育の話にとどまらず、人がどう生きていくのか、どういう未来をつくりたいのかというビジョンであることを確認し、また参加者の方たちの多様な属性を見て、エンパワーされました。