ビーポーレン、ミツバチが黄色いブーツをはいているみたい。

ミツバチは採取した花粉を、体内から分泌した酵素で固めて団子状にし、後ろ足に付けて巣まで運びます。

これはビーポーレンといって「Bee=ミツバチ」と「Pollen=花粉」を組み合わせて名付けられたものです。
花粉団子は女王蜂や自分たちの越冬に備えた餌として作られ、ローヤルゼリーの原料となります。 

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タンパク質、糖質、アミノ酸、脂肪酸やビタミン、ミネラルなど、栄養素が含まれているスーパーフード。
ヨーロッパでは一般的にスーパーや薬局などでそのまま「みつばち花粉」として販売されていて、サラダなどにかけて食べたりします。

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ミツバチは、花の蜜を集める過程で、野菜やくだものの果実を実らせるための受粉も行っています。
ですから、ミツバチが減少したら、食糧危機になるといわれています。

2011年に「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)が報告しているように、ミツバチは生態系だけではなく、人間にもとても重要なものなんですね。

国連の科学者組織「IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)」によると、花粉を運び農作物作りに貢献する、ミツバチなどの生物がもたらす経済的利益は世界全体で最大年5,770億ドル(約66兆円)だとか!

ミツバチが減少する原因のひとつがネオニコチノイド系農薬で、ヨーロッパではEUが2018年に、ミツバチに毒性の強いネオニコチノイド系農薬をほぼ全ての用途で使用禁止しました。
ところが、日本では逆に、規制緩和が進んでいます。

いちばん多く使われているのがカメムシ対策の田んぼともいわれていて、危機感をもった秋田県、岩手県などの米どころの自治体が、制度を見直すよう国への長年声を上げ続けていると伺いました。

私にも何か出来ることはないかと、考えます。

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