「日本の高校教育をかえる」様々な挑戦を行っておられる札幌新陽高校の荒井優さんのお話会。

東北大震災をきっかけにソフトバンク社長室から高校校長へ転身、「日本の高校教育をかえる」様々な挑戦を行っておられる札幌新陽高校の荒井優さんのお話会。
このたび佐賀県基山町の東明館中高の理事になられたことを記念したものです。

高校生のときに具体的に自分の進路や目標を持つのは難しい。
大事なのは出会いと原体験を提供すること。生徒が企業と連携をして事業を行う機会を作ったり、震災復興のボランティアを経験して、生徒自身が目標を見つけられる「本気で挑戦する」環境を提供することが重要と荒井さんはおっしゃいます。

先生の働き方改革(部活の時間外手当支給など)も大胆に。新設した「探究コース」では科目ではなく、企業と連携して行うプロジェクトを通じて学習を進め、決まった答えを探すのではなく答えを作り上げる最先端の学習スタイル。
これを全国に広めたい、10年後には日本のスタンダードになると思っている、と。

4年前の就任時には定員の5割だった入学希望者数は、取り組みが地域や保護者に評価され、何よりも学生が生き生きと学ぶ姿で、V字で回復しました。

少子化のいま、地方のいわゆる「底辺校」と呼ばれる学校がこの数字を出すのは、奇跡です。

会場には中高校生も参加され、テーブルごとに素敵な対話の時間も持つことができました。

麹町小学校の工藤先生や、未来の学校、そして身近なところでは制服を自由選択できるようにした福岡市の警固中学校のとりくみなど、教育が変わっていっていることを、日に日に実感しワクワクします。大人が勇気をもって変えることで、はじまりますね。

追記…2021.08

次期衆院選に、北海道3区から立憲民主党で立候補予定の荒井さん。
荒井さんによって教育に関わる方たちがエンパワーされたように、私をふくめ多くの方たちが政治にも希望をもてるようになることを願っています。

#東明館中高 #札幌新陽高校 #荒井優